9月に入っても日中はまだまだ暑いですが、朝夕の風に秋の気配を感じるようになりました。
2009年8月1日に当クリニックが開院し、この「FLOWER GERDEN」も掲載を始めて1年が経ちました!
アロマテラピー初心者にもわかりやすい、簡単な内容のものを掲載してきたつもりですが、振り返ると、少し難しく思えるものもありました。2009年9月〜12月の基本を読み返していただけますと、テーマに沿った内容もわかり易いのではないかと思います。
FLOWER GARDEN-9月号 ―アロマテラピーの使い方―
(2010年9月24日掲載) また、使い方として、手作りの化粧水やオイルなど紹介していますが、基材(材料)が手に入らないと作れません。アロマテラピー専門店がお近くにあればベストですが、ドラッグストアでも手に入るものもあります。
●ドラッグストアで手に入る基材(材料)
無水エタノール 精油と水分を混ぜると分離するので、まずエタノールに精油を溶かすことで精油が水分になじむことができます。 |
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精製水 精油は香りも濃度も濃いため、身体に使用する時は希釈して(薄めて)使用します。薄める時に使う、無色透明・無味無臭の水です。ミネラルウォーターでも代用できます。 |
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グリセリン とろみがあり、無色。化粧水作り等にエタノールの代わりに使うと保湿効果が上がり、しっとりした感触の化粧水になります。 |
ハチミツも保湿効果のために少量加えることがあります。無添加のハチミツを選びましょう。
ハチミツは食品売り場で購入することができます。
ハチミツは食品売り場で購入することができます。
●アロマ専門店・雑貨屋で手に入る基材(材料)
キャリアオイル(ベースオイル) ホホバオイル、スイートアーモンドオイル、オリーブオイルなど豊富な種類のオイルがある。主に、マッサージする時の精油を希釈するために用いる植物油。保湿効果のために化粧水に少量加えることも。 |
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精油(エッセンシャルオイル) 花や葉、木の樹脂など、植物の様々な部位からとれる芳香成分を取り出したもの。雑貨店等で購入する場合は、ブランド名を確認し、学名、抽出部位・方法、産地などがついているか見て精油かどうか確認しましょう。合成物や混ぜ物があるものは「ポプリオイル」「アロマオイル」などと書いてあるので注意が必要。 |
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ビーカーなどの器具 50mlの小さいビーカーは、マッサージオイルやスプレー作り等に使用しやすい。今まで紹介しているものは、これ1つあればほとんど対応出来ます。種類の豊富な器具売り場か、アロマ専門店に置いてあります。ガラスのマドラーがあれば、成分に反応することもないので使いやすい。 |
ご家庭の器具を使って手作りしてもOKですが、こういった道具を最小限そろえておくと、思いついた時にパッと作ることができるので便利です。使用した器具は、中性洗剤できれいに洗って乾かしましょう。エタノールは器具の消毒にも使えるので、普段の生活でスプレーにしておいてもいいですね。ただ、無水エタノールは99%とアルコール濃度が高いので、手指の消毒には適しません。精製水で濃度を70〜80%に落として使いましょう。
キッチンのまな板や食器の消毒には、ティーツリーやペパーミント、レモン、ラベンダーを加えると殺菌効果、抗ウイルス効果が増します。
キッチンのまな板や食器の消毒には、ティーツリーやペパーミント、レモン、ラベンダーを加えると殺菌効果、抗ウイルス効果が増します。
他にも、前回ご紹介したアロマクラフトの石けん作りに使用する、石けん素地やMPソープの素、洗顔やパック、手作りファンデーションに使えるクレイや色付けにつかうアースピグメントなど、基材はあげたらきりがないですが、まずは基本的なものをご準備されることをお勧めします。
もちろん、一番必要なのは、気に入った香りの1本の精油です。
ティッシュやハンカチに1滴垂らして香りを楽しむことから始められてはいかがでしょうか。普段の生活に、少し香りを取り入れる時間をつくるだけでも、ちょっと違った1日になりますよ☆
ティッシュやハンカチに1滴垂らして香りを楽しむことから始められてはいかがでしょうか。普段の生活に、少し香りを取り入れる時間をつくるだけでも、ちょっと違った1日になりますよ☆