FLOWER GARDEN-5月号 ―水虫に役立つアロマ―
(2010年5月17日掲載)
20年ぶりとも言われる快晴続きのゴールデンウィーク、どのように過ごされましたか?
気温も高まり、時には夏を思わせる陽気ですね。
気温も高まり、時には夏を思わせる陽気ですね。
近年、ファッションの流行により、春夏にもブーツスタイルが増え、それに伴って若者の足水虫や爪白癬(爪に起こる水虫)も増加傾向にあるそうです。また、季節を問わず革靴で頑張る営業職等の方々にも、常に起こりやすい疾患です。
「水虫」は通称で、白癬菌という糸状のカビが皮膚に寄生して発生する、医学的には「白癬」と呼ばれる皮膚病です。この菌は温かくて湿った場所を好みます。この状態で長時間放置することで、角質層に寄生した白癬菌が増殖し、ひどい痒みを引き起こしたり、足の指の間がジュクジュクになったり、それが広い範囲に拡大していきます。また、小さな水泡が足の側面や裏にたくさんできる水虫や、足の裏の角質が厚く硬くなり、ひび割れるものもあります。
アロマテラピーでは、殺菌作用や抗真菌作用がある精油を使用します。皮膚科受診をするにしても、アロマテラピーを利用するにしても、早い段階で始める事をお勧めします。
―使用する精油―
・ティートゥリー1滴とラベンダー1滴
―使用方法―
・直接塗布する
キャリアオイル5mlに上記2種のエッセンシャルオイルを加え混ぜます。それを綿棒につけて患部に塗ります。
キャリアオイル5mlに上記2種のエッセンシャルオイルを加え混ぜます。それを綿棒につけて患部に塗ります。
*注意事項*
特に乾燥してしまった患部(かさかさした水虫)にはこの方法がいいでしょう。
また、爪白癬には、少々手荒なようですが、ティートゥリーを直接患部に塗るという方法もあります。綿棒にティートゥリーを1滴垂らし、1日2回直接塗ってください。健康な皮膚に付くと、荒れる場合がありますので、気をつけましょう。
足浴も効果的です。洗面器にお湯を張り、ティートゥリーを3滴垂らします。よく混ぜてから5〜10分患部が浸かるように足をつければOK。タオルで拭いたら、皮膚をよく乾燥させてください。 注意!入浴後の足ふきマットは、家族と別にします。マットは感染ルートのひとつです。 白癬菌は、皮膚の角質層に潜んでいます。表面上治ったように見えても、根絶しないとまたすぐに再発してしまいます。治ったように見えてから半年、少なくとも3カ月以上は根気強く続けましょう。 |