春は、出会いと別れの季節です。新しい環境に身を置く方や、新たな人間関係が始まる人も多くいらっしゃるかと思います。そこで、今回は雑談のコツについて、いくつかご紹介します。
〇話す、聞くのバランスは、3:7または4:6を理想に
会話上手は聞き上手、と言われますが、こちらが質問したり聞いたりするばかりとなると、相手は答え続けることになり、負担に感じます。相手のほうが少し多いかな、というくらいを目安に話す量やターンを調整してみましょう。
〇「〇〇」なんですね」と、相手の発言から要約したことや、大切な部分を繰り返す。
雑談にオチや結論を出す必要はありません。話をまとめて終えようとしなくてOKなので、会話のやり取り、ラリーをすることを目標にすると、会話するハードルがぐっと下がります。
〇相手の話に質問で返す。
相手が発した言葉を拾って質問を投げかける方法です。相手が気持ちよく話すことを意識してみます。「(自分が)何を話そうかな」と考えるより、「(相手は)何を話したいかな」、逆に、「何を話したくないかな」と考えを巡らせることで、相手の気持ちやペースに沿った会話ができるようになります。Aさんは趣味の話だとよく話す、Bさんは家族の話をよくする等、相手により、盛り上がる話題を覚えておくことも役立ちます。
〇自己開示の返報性
相手が自己開示をすると、自分も同じように自己開示をしたくなる心理状態になることを、自己開示の返報性といいます。してもらったことと同じ分だけ、返したくなるという心理が働きます。具体的には、相手が出身地や趣味の話をしてくれたら、自分も出身地や趣味を話す。相手が失敗談を話してくれたら、自分も過去の失敗談を話すなどです。話しやすい話題としては、自分の好きなものや、昨日食べたもの等軽い内容から話しはじめることがおすすめです。好きなことに関するものや、食べたものなど事実を話すことは、相手を傷つける恐れの少ないテーマなので取り入れやすいかと思います。
〇好意の返報性
返報性の心理は、好意についても当てはまります。相手のことを褒め、まず肯定することで、相手に好意が伝わり、相手もその好意を返してくれることが期待できます。お互いが“相手から受け入れられている”という安心感を持ちやすくなるので、話しやすい空気感になります。相手の話が興味のない話題や苦手なことでも、まずは「そうなんだね」と肯定し、同意すること、最初から相手の意見を否定せず、まず話をよく聞いてみることもポイントです。
(心理 A K 記)