年が明けて、新しい1年がスタートしました。新春とは言いますが、まだまだ厳しい寒さが続きますね。冬場になると日が短くなり、寒さが増していきますが、この現象は私たちのこころと身体に影響を与えます。
寒さに身体が適応できなかったり、寒さによる疲れがたまったりすると、様々な不調が出てきます。例えば、気分が落ち込んでやる気が出ない、憂うつな気分になる、億劫になりやすい、興味や関心が低下する、疲労感が強いなどが挙げられ、これらは冬バテとも呼ばれています。現代社会では、気温差が激しい環境に身を置く機会があること、生活習慣の乱れ、ストレスや運動不足などにより、冬バテを経験する人が多いようです。また冬の始まりの時期は、身体が寒さに慣れていくために自律神経が過度に働くので、季節の変わり目が苦手と感じることもあるでしょう。
昨今は在宅勤務やおうち時間など、自宅で過ごす日々が続き、人と直接的に関わる機会も少なくなっています。孤独や不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
冬バテは、誰でもなる可能性があります。こころと身体の調子を見守りつつ、生活の中でできる対策を考え、色々な楽しみを見つけたり探したりしながら過ごすようにしましょう。
(心理 Y S 記)