コラム「LOUNGE-10月号」自分の機嫌をとる
(2022年10月1日掲載)
「なんだか気分がスッキリしない」「嫌なことが頭から離れずもやもやする」といった経験はありませんか?疲れていて余裕がなかったり、ネガティブな気持ちを引きずっていたりすると、なんとなく調子が悪そうに見えることがあります。そして、そのような雰囲気をまとっていると、ちょっとしたことで周りとギクシャクするなど、穏やかにコミュニケーションをとることが難しくなるかもしれません。
自分自身の感情に気づき、向き合い、コントロールができると、自分も周りも心地良く過ごせるようになります。気持ちにゆとりが生まれると、仕事や家事なども落ち着いて取り組むことができるでしょう。また、人と接する時に「強く言い過ぎてしまった」「あんな態度をとらなければよかった」と悔やむことも減るのではないでしょうか。
なんだかイライラする、もやもやしてスッキリしない時は、セルフケアをこころがけ、自分の機嫌は自分でとれるようにしておきましょう。
(心理 Y S 記)
―待合室で読める本から―
「うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間」 先崎 学著 文芸春秋
空前の藤井フィーバーに沸く将棋界において、突然の休場を余儀なくされた羽生世代の棋士の、うつ病回復期に、自らがリハビリを兼ねて綴った手記です。
「マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ」 奥平 智之著 主婦の友社
ココロとからだの不調を自分で改善できる方法をていねいに紹介しています。足りない栄養素や、不調の原因、自分の東洋医学的な質もわかる豊富なチェックリストも付いており、体験マンガで読みやすくなっています。
「感動コミックエッセイ さよなら、うつ。」 一色 伸幸著 アスコム
壮絶な「うつ」との闘い、それをありのままに受け止め、献身的に支え続けた妻の姿を 描いた「うつ体験記」です。今、「うつ」で苦しんでいる人も、うつ病患者の近くで悩んでいる人も役に立つ一冊です。