長崎の心療内科 もとやま心のクリニック コラム「LOUNGE-6月号」梅雨の季節の過ごし方

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コラム「LOUNGE-6月号」梅雨の季節の過ごし方

(2022年6月1日掲載)

  “梅雨”と聞くと、どんなことをイメージされますか?「ジメジメして過ごしづらい」「早く終わればいいのに」などネガティブなイメージを持つ方も多いでしょう。

  梅雨とは、日本の初夏に訪れる曇りや雨の日が多い時期のことで、地域によって日程や期間は異なりますが、5月下旬〜7月初・中旬頃が多いようです。

  この時期は、なんとなく気分が憂うつになる、体調が優れないなど、こころと身体のバランスを崩すことが多い時期でもあります。気温差や湿度のばらつきによって、自律神経の乱れが起こりやくなるなど、気候の変化は想像以上にストレスを与えています。

挨拶の効果

梅雨の過ごし方として、例えば次のようなものが考えられます。

  朝起きたらカーテンを開けて、日光を部屋の中に取り入れましょう。雨や曇り空でも、室内を明るくするよう心がけてください。日光を浴びることで、日中は交感神経が優位に働くようにリズムを作ることができます。屋外での運動は日光を浴びる機会にもなるので、日中は意識して活動するとよいでしょう。夜は時間がとれるようであれば、ゆっくり入浴して、筋肉のこりや疲れをとってあげましょう。

  そして、この時期だからできることを考えてみましょう。例えば、自宅で過ごす時間を充実させる(例:ゆっくり読書、自炊にこだわる等)、紫陽花を見に行く、レイングッズを新調するなど、梅雨の季節の楽しみ方を探してみてください。

(心理 Y S 記)

―待合室で読める本から―

「歩くだけで不調が消える 歩行禅のすすめ」 塩沼 亮潤著  KADOKAWA
無用な苦しみから解放され、心穏やかに、健康に長生きするための生活術として、歩きながら心を整える「瞑想+ウォーキング」の効果的メソッドを紹介。著者が千日回峰行で得た「人生の歩み方」についての悟りを、日常生活で実践できるプログラムとして紹介しています。
「悩みの9割は歩けば消える」 川野 泰周著  青春出版社
不安、怒り、イライラを感じるとき、問題の解決策が浮かばないとき、ほんの数分歩くだけでも気分が晴れたり、「こうすればいいのか」と思いついたという誰もが経験することをもとに、精神科医で禅僧の著者が、様々な角度から、科学的なエビデンスと禅の考え方をベースに「歩く」ことに光をあてます。
「認知症は歩くだけで良くなる」 長尾 和宏著  山と渓谷社
現在、65歳以上の4人に1人が認知症かその予備軍で、その割合は年々高まり、ゆくゆくは65歳以上の2人に1人が認知症という時代がやってくるといわれています。本書では「認知症」と「歩くこと」の関係について、詳しく解説しています。
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