長崎の心療内科 もとやま心のクリニック コラム「LOUNGE-8月号」自律神経を整える

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コラム「LOUNGE-8月号」自律神経を整える

(2021年8月2日掲載)

 私たちが日々健やかに生活していくためには、自律神経が整っていることが大切です。自律神経は内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするために、24時間働き続けています。しかし、生活リズムの乱れや過度なストレスによって自律神経がバランスを崩すと、不眠や倦怠感、不安や緊張感が続くなど、心身の不調につながることがあります。

 自律神経には、日中や活動している時に活発になる交感神経と、夜やリラックスしている時に活発になる副交感神経の2種類があります。ストレスを感じることが多い生活環境だと、交感神経が過剰に働いていることも推測されるので、リラックスできる方法を意識的に取り入れるとよいでしょう。また、規則正しい生活リズムをこころがけ、ストレスを溜め込まないよう工夫して過ごすようにしましょう。

(心理 Y S 記)

―待合室で読める本から―

「コンビニは通える引きこもりたち」 久世 芽亜里著  新潮社
現在、ひきこもりの内実は激変しています。その数は100万人を優に超え、問題も多様になり、従来のイメージでは捉えきれなくなっています。親は、本人は、社会は、何をすればいいのかについて、ひきこもり支援で実績を誇るNPOの知見が述べられています。
「家族幻想:ひきこもりから問う」 杉山 春著  筑摩書房
現代を支配する息苦しさの象徴である、ひきこもりを長年にわたって取材し、絶望の底で現代の辛苦に寄り添ってきた著者が、“家族の絆”という神話に巨大な疑問符をつきつけます。閉ざされた内奥に目を凝らし、現代の希望を探しもとめるノンフィクションです。
「ひきこもりはなぜ治るのか?」 斎藤 環著  筑摩書房
ひきこもり研究の第一人者である著者が、ラカン、コフート、クライン、ビオンの精神分析家の理論を用いて、ひきこもりの精神病理をわかりやすく解説しています。なぜ、彼らはひきこもるのか、家族はどのように対応すればよいのかについて、ひきこもりに対する新たな視点が得られます。
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