相手の反応が気になって、自分の言いたいことが中々言えない…
何か頼まれるとNoと言えず大変なことになった…
つい感情的になってしまい、後から後悔する…
皆さんは、こんな経験がありませんか?
相手を気遣う・配慮するのはとても素晴らしいことですが、相手を優先しすぎて自分をおろそかにしてはいないでしょうか。もちろん、思ったことをそのまま口にするのは相手を傷つける場合もあるので、ある程度コントロールすることは必要です。
本来、自分と相手は対等な立場にあります。そして、私たちはひとりひとり違った意見や考えを持っているので、時に思いがぶつかって対立したり、葛藤を抱えたりすることもあります。その際、下記の3 つのパターンが考えられます。
より良い人間関係を作るコミュニケーションの方法として、アサーションがあります。
アサーションとは、自分も相手も大切にし、自分の考えや気持ちを、その場にふさわしい形で、自分なりの表現方法で伝えることです。上記の図でいうと、“アサーティブ(バランス型)” にあたります。アサーションには、お互いの気持ちや考えを尊重した上で話ができる、自分1人では気づかなかった新たな視点が生まれる、といったメリットが考えられます。ただ、こちらがアサーティブな対応をとっても、相手が自分の思った通りの反応をしてくれない場合も予測されるので、うまくいかないこともあると心得ておきましょう。
次回は、アサーションを練習する方法について、いくつかご紹介いたします。
(心理 Y S 記)