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面接室からのたより

コラム「LOUNGE-11月号」アサーションについて@

(2020年11月2日掲載)

 相手の反応が気になって、自分の言いたいことが中々言えない…
何か頼まれるとNoと言えず大変なことになった…
つい感情的になってしまい、後から後悔する…

 皆さんは、こんな経験がありませんか?

 相手を気遣う・配慮するのはとても素晴らしいことですが、相手を優先しすぎて自分をおろそかにしてはいないでしょうか。もちろん、思ったことをそのまま口にするのは相手を傷つける場合もあるので、ある程度コントロールすることは必要です。

 本来、自分と相手は対等な立場にあります。そして、私たちはひとりひとり違った意見や考えを持っているので、時に思いがぶつかって対立したり、葛藤を抱えたりすることもあります。その際、下記の3 つのパターンが考えられます。

 より良い人間関係を作るコミュニケーションの方法として、アサーションがあります。

 アサーションとは、自分も相手も大切にし、自分の考えや気持ちを、その場にふさわしい形で、自分なりの表現方法で伝えることです。上記の図でいうと、“アサーティブ(バランス型)” にあたります。アサーションには、お互いの気持ちや考えを尊重した上で話ができる、自分1人では気づかなかった新たな視点が生まれる、といったメリットが考えられます。ただ、こちらがアサーティブな対応をとっても、相手が自分の思った通りの反応をしてくれない場合も予測されるので、うまくいかないこともあると心得ておきましょう。

 次回は、アサーションを練習する方法について、いくつかご紹介いたします。

(心理 Y S 記)

―待合室で読める本から―

「自己肯定感が低い自分と上手につきあう処方箋」 大嶋 信頼著  ナツメ社
落ちこまないで生きやすくなり、自分のことが好きになる内容です。「嫉妬の法則」から解放され、「いい子」を演じるのをやめることも大切。この本には、自己肯定感が低くなってしまう仕組みと、そこから抜け出す対処法が書かれています。
「今日も明日もいいことがみつかる繊細さんの幸せリスト」 武田 友紀著  ダイヤモンド社
あなたの「繊細さ」は「幸せを感じるため」のすてきな才能です。話題の「HSP(とても敏感な人)専門カウンセラー」が“繊細さんだから”感じられる「幸せの53 のコツ」を教えます。
「Dr.クロワッサン 免疫力アップの決め手、腸内環境を強くする」 マガジンハウス
このムックでは、腸を第一に考えて健康な体を手にいれるための食事、運動、日頃の心がけ、呼吸法などを専門家に取材しています。ストレスが多い毎日だからこそ腸内環境を整えて、免疫力もアップすることが大切です。
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