コラム「LOUNGE-8月号」ジョハリの窓
(2020年8月3日掲載)
私たちは、自分のことをどれくらい理解しているのでしょうか。自分では “○○な性格” だと思っていても、周りはそう思っていないこともあるかもしれません。
自己理解のズレに気づく方法のひとつとして、ジョハリの窓があります。ジョハリの窓では、自分が知っている自分の性質・特徴と、他者が知っている自分の性質・特徴の組み合わせによって、4つの窓があると考えます。
例えば、対人関係でストレスを感じやすい人は、盲点の窓や秘密の窓が大きい傾向にあると考えられています。また、開放の窓が広がると、他者と良好なコミュニケーションを築くことができるようになり、対人関係によるストレスを軽減できると考えられます。
自己理解を深める方法のひとつとして、4つの窓を意識してみてはいかがでしょうか。
(心理 Y S 記)
―待合室で読める本から―
「ストレスマネジメント入門」 島悟 佐藤恵美 著 日本経済新聞出版社
職場でのストレスを知り、積極的に働きかける方法について、1.ストレス要因を減らす、2.緊張を緩和する、3.ストレスに強くなる、3つのカテゴリーに分けて解説しています。
「職場ストレスでへこまない実践テクニック」 佐藤恵美 監修 エクスナレッジ
職場ストレスの全体像を知り、認知的対処法、アサーション、コミュニケーション、セルフリラクゼーションなどの項目に分け、対人関係に焦点を当てた改善策を提案しています。
「急激なストレスからお腹を守る腸内リセット術」 松生恒夫 著 ソフトバンククリエイティブ
急激なストレスを感じたときの腹痛や下痢、嘔吐など胃腸症状の起こる仕組みと対処法について明らかにし、ストレスから腸を守るための運動療法やリラクゼーション法について紹介しています。