月経前になると、下腹部の張り、胸の張りや痛み、腰痛、頭痛やめまい、肌が荒れやすくなる、イライラするといった症状を感じたことはありませんか?女性の多くは生理前に何らかの不調を感じていますが、その不快な症状によって生活に支障が出ているような状態をPMSと呼びます。
PMS(Premenstrual Syndrome)は、日本語では「月経前症候群」と呼ばれ、月経(生理)が始まる前の約2週間に起こるこころと体の様々な不調のことで、生理が始まると自然に治まってきます。女性の体には排卵にともなう1ヶ月のリズムがあり、PMSはその中で排卵から次の月経までの間の黄体期に起こります。PMSの中でも特にこころの症状が重く、社会生活に大きな支障をきたしているものをPMDD(premenstrual dysphoric disorder)と呼びまず。産婦人科でPMDDと診断された場合は、心療内科や精神科と連携して治療をすることもあります。

症状の出方には個人差がありますが、ストレスや緊張、疲労が蓄積するなど、仕事やプライベートでの無理が重なると、症状が強くあらわれやすくなります。また、環境の変化があった時(例:就職、昇進や異動、結婚、離婚、1人暮らし、家族との同居)も注意が必要です。
PMSの症状が出ている時期は、いつも通りにできない自分を卑下しないようにしましょう。そして無理をしすぎず、こころと体が落ち着く方法を見つけていくことが大切です。

(心理 Y S 記)