長崎の心療内科 もとやま心のクリニック コラム「LOUNGE-2月号」なんとなく不安

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コラム「LOUNGE-2月号」なんとなく不安

(2020年2月3日掲載)

 皆さんは “なんとなく不安” だと感じることはありませんか。誰でも生きていれば心配事が出てきたり、それに伴って不安を感じたりすることはあると思います。しかし、特にこれといった具体的な理由はないにも関わらず、漠然とした不安感を抱くこともあるのではないでしょうか。

 いつも頭の中に不安があると、何か良いことがあっても素直に喜べない、毎日が楽しくないと感じるようになっていきます。また、不安がないと落ち着かなくて次の不安を探すようになる、ひとつの不安が解消しても別の新たな不安が出てくる、など負のスパイラルができて、断ち切ろうとしても中々難しい状態になってしまうことも考えられます。

 そもそも “不安” とは、“安全ではない” “ちゃんと準備をしよう”と私たちに教えてくれるサインと捉えることができます。“不安” は私たちの大切な感情のひとつで、悪いもの、無くさないといけないものではありません。“不安” という感情に向き合い、“不安” を感じた時に自分でできそうな対処法を考えながら、ぼちぼち付き合っていきましょう。

(心理 Y S 記)

―待合室で読める本から―

うつ病の人の気持ちが分かる本」  大野 裕著  講談社
うつ病に苦しんだり過ごし方を工夫したりした人たちの言葉をもとにつくられた本です。イラストとチャートを多用して、その思いを的確に表現しており、家族の対応と回復におおいに役立つ一冊です。
「あなたの家族が『うつ』になったら」  光本 英代著  草思社
家族がうつになった人に取材し、自らの経験をもとに患者を支える家族の本音と葛藤を描いています。
「脳から『うつ』が消える低糖質レシピ」  溝口 徹 大柳 珠美著  青春出版社
うつは脳の栄養不足とし、低糖質・高タンパク質な食事をする上でのレシピ本です。うつが良くなる食べ方のコツも紹介しています。
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