コラム「LOUNGE-12月号」自分を褒める
(2019年12月3日掲載)
寒さも本格的になり、年の瀬も押し迫ってきました。
前回のコラムで、リラックスする方法のひとつとして、がんばったリストを作成し、自分を褒めてあげることは自己肯定感を高めることにつながるとご紹介しました。子どもの頃は誰かに褒めてもらうことがあっても、大人になると褒められる機会は中々ありません。人は褒められると、脳内で精神安定物質と言われるセロトニンが多く分泌されると言われています。
自分を褒めてあげることは、自分を認めてあげることにつながります。しかし、いざ自分を褒めようと思っても「どうしたらいいのか分からない」「ちょっと難しい…」と感じる方も多いと思いのではないでしょうか。たとえば、次のような方法が考えられます。
何気ないちょっとしたことを褒められると、不思議と気分よく過ごせたりしませんか?
今年1年を振り返りながら、一生懸命がんばった自分をたくさん褒めてあげましょう。
(心理 Y S 記)
―待合室で読める本から―
「歩くだけで不調が消える 歩行禅のすすめ」 塩沼 亮潤著 KADOKAWA
無用な苦しみから解放され、心穏やかに、健康に長生きするための生活術として、歩きながら心を整える「瞑想+ウォーキング」の効果的メソッドを紹介。著者が千日回峰行で得た「人生の歩み方」についての悟りを、日常生活で実践できるプログラムとして紹介しています。
「悩みの9割は歩けば消える」 川野 泰周著 青春出版社
不安、怒り、イライラを感じるとき、問題の解決策が浮かばないとき、ほんの数分歩くだけでも気分が晴れたり、「こうすればいいのか」と思いついたという誰もが経験することをもとに、精神科医で禅僧の著者が、様々な角度から、科学的なエビデンスと禅の考え方をベースに「歩く」ことに光をあてます。
「認知症は歩くだけで良くなる」 長尾 和宏著 山と渓谷社
現在、65歳以上の4人に1人が認知症かその予備軍で、その割合は年々高まり、ゆくゆくは65歳以上の2人に1人が認知症という時代がやってくるといわれています。本書では「認知症」と「歩くこと」の関係について、詳しく解説しています。