長崎の心療内科 もとやま心のクリニック コラム「LOUNGE-9月号」怒りについてA

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コラム「LOUNGE-9月号」怒りについてA

(2019年9月4日掲載)

 前回は私たちにとって大切な感情のひとつである “怒り” について取り上げました。

 今回は前回からの続きで、自分の怒りに気づく方法のひとつとして “怒りの温度測定” をご紹介いたします。“怒り” というものは普段は目に見えないものなので、数値化してみることで理解しやすくなります。下記の方法や図をご参考に、興味のある方は試してみてください。

〇 “怒り” の温度測定

<方法>

  • 穏やかな状態を0、怒り大爆発の状態を10とする。
    (※0〜100の範囲にする、区切りを0.5にするなど、自分流にアレンジしてOK)
  • イライラする相手、出来事、時間帯などをつけていく。
    (例:印をつける、色分けする、ふせんを貼る など)

<期待できること>

  • 自分の怒りのパターンを知ることができる。
    (例:朝バタバタしている時は、些細なことでもイライラしやすい など)
  • カチン!とする内容、ポイントが見えてくる。
    (例:身近な相手に対して怒りを感じやすい、無視されたと感じるとイライラが強まる など)
  • それぞれに応じた対策を考えられる。
    (例:イライラしやすい時は、気持ちが落ち着く飲み物を口にしよう など)

(心理 Y S 記)

―待合室で読める本から―

「ツライときは食事を変えよう」  溝口 徹著  主婦の友社
ガンバるよりも栄養バランスが大切です。オーソモレキュラー栄養療法の基本、食事を変えて、「細胞レベル」で健康になる方法を解説しています。
「敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法」  根本 裕幸著  フォレスト出版
本書では、他人との距離を上手にはかり、自分が心地よく振る舞えるようになるための方法を心理学にもとづいてご紹介しています。
「ふりまわされない。心をラクにする300の言葉」  小池 一夫著  ポプラ社
人生において、絶望は、時間の流れでどうにかなります。「今」の絶望は、未来では絶望ではなくなっていることも多いので、「今」を乗り切ることが大切です。
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