コラム「LOUNGE-4月号」体のコリをほぐす筋弛緩トレーニング
(2019年4月1日掲載)
新年度がはじまりました。新しい環境の中でワクワクしている人、不安に思っている人、ドキドキしている人、さまざまだと思います。緊張して疲れがたまってしまって、体がガチガチに固まっている経験をされたことのある人がいるかと思います。
筋弛緩トレーニングというリラクゼーションの方法があります。これは、緊張を和らげる目的で使われるものです。不安になったり、緊張したとき、イライラしたとき、気が高ぶって眠れない時などに使います。筋肉に力を入れたあと一気に力を抜いて、筋肉が緊張した感じとリラックスした感じを体験します。筋弛緩トレーニングはちょっとした休憩時間にできる、という良い点があります。寝る前にやるとスムーズに入眠できる作用もあります。
どの姿勢も、座ったままでも寝たままでも行うことができます。ストレス状態にある時、無意識のうちに体の筋肉が緊張状態になっています。筋弛緩トレーニングは意識的に筋肉に力を入れて、そのあとゆるめることを繰り返すことでリラックスしていく方法です。日常生活の中に取り入れて、少しでもストレスの軽減になれば幸いです。
(心理Aya.T 記)
―待合室で読める本から―
「嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え」 岸見 一郎 古賀 史健 著 ダイヤモンド社
フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話」という物語形式を用いてまとめた一冊です。欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。
「アドラー100の言葉」 和田 秀樹 監修 宝島社
「誰かに認められたい」という承認欲求と、「空気を読まなければいけない」という同調圧力の悩みにヒントを与えてくれます。「人間の悩みはすべて対人関係の悩み」とまで言い切ったアドラーの、日常に生かせる100の金言を味わうことができます。
「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」 岩井 俊憲 他著 日本能率協会マネジメントセンター
『7つの習慣』のコヴィーや、『人を動かす』のカーネギーなどに影響を与えた、「自己啓発の祖」ともいえるアドラー心理学が、マンガと解説のサンドイッチ形式で、楽しみながら学べる1冊です。