長崎の心療内科 もとやま心のクリニック コラム「LOUNGE-1月号」ストレスと上手に付き合う

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面接室からのたより

コラム「LOUNGE-1月号」ストレスと上手に付き合う

(2021年1月4日掲載)

 新年、あけましておめでとうございます。

 昨年は未知のウイルスによって、心身共に不安な日々を過ごされた方も多かったのではないでしょうか。このような普段とは違う状況下では、ストレスを抱えやすく、気分が落ち込んだり、体調不良が続いたりなど、様々な症状が出てきやすくなります。

 ストレスという言葉から、皆さんはどんなことをイメージされますか?

 ストレス=悪いもの、ストレス=なくなればいいといったように、ネガティブなイメージを思い浮かべる人も少なくないでしょう。ストレスとは、心身に受けるありとあらゆる刺激のことを言います。例えば、太陽の光、風、音、温度など、生活の中に普通に存在しているものなどもストレスです。「仕事が終わらない」など嫌だなと感じること、「明日は好きなテレビ番組がある」など嬉しいと感じることも、ストレスだと捉えられます。

 ストレスはどこにいっても存在するので、完全になくすことは難しいと思われます。その方の性格や思考パターンによって、同じ出来事でもどう感じるかは違ってきますし、溜め込みすぎると心身に不調が出ることもあります。そのため、対処法やリフレッシュ法を見つけ、ストレスが小さいうちに消化しておくこと、溜め込みすぎて大きなストレスとならないように工夫することが大切です。また、ストレスは使い方によっては、人生の良いスパイスにもなり、「悔しい」「もう少しふんばってみよう」というエネルギー源にもできます。

 まだまだ先行き不安な日々が続くと思われますが、自分に合った方法で対処しながら、ストレスと上手に付き合っていきましょう。

(心理 Y S 記)

―待合室で読める本から―

「女性の不調、解消BOOK」  マガジンハウス
新型コロナウイルスの感染拡大で様々な波紋が広まり、私達の生活も一変しました。ウイルスに負けない健康な体にするにはどうすればよいのかについて、腸内環境の改善が健康の要であることについて述べられています。
「イライラしない心のコントロール術」 安藤 俊介著  宝島社
慣れないリモートワークや「新しい生活様式」での外出自粛などが続き、否が応でもイライラが募る毎日です。怒りをコントロールする技術であるアンガーマネジメントのエッセンスを、具体的なケーススタディから学ぶ、わかりやすい一冊です。
「オトナ女子の謎不調、ホントに更年期?」 まき えりこ著  集英社
疲労感、倦怠感、イライラ、のぼせやほてり、冷え性、うつ症状、関節痛など中年期の症状について、更年期から閉経までの治療について著者の実体験をベースに描く、コミックエッセイです。
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