長崎の心療内科 もとやま心のクリニック コラム「LOUNGE-7月号」心地よい睡眠のために

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面接室からのたより

コラム「LOUNGE-7月号」心地よい睡眠のために

(2020年7月1日掲載)

 心地よい睡眠は、私たちが心身穏やかに生活を送る上での大切な要素のひとつです。

 睡眠には心身の疲れを回復する働きがあります。睡眠不足の時に倦怠感があるのは、前日の疲れを引きずっているからだと考えられます。十分な睡眠がとれないと疲労が蓄積し、集中力・注意力の低下、体の不調、やる気が出ないといった症状が現れてきます。また、眠れない日々が続くと「今日も眠れないかもしれない・・・」と不安を抱えるようになり、布団に入るとストレスが高まり、ますます眠れない状態になっていきます。

 「熟睡したらスッキリした」という声があるように、心地よい睡眠はストレス解消にも役立ちます。何か悩みごとやストレスがある時は、それらを一旦置いておき、まずはしっかりと睡眠をとり、脳を休ませるようにしましょう。そうすることで、心身の状態が整い、様々なことへ向き合うモチベーションを高めることにつながっていきます。

 標準的な睡眠時間は6〜8時間程度と考えられていますが、理想の睡眠時間には個人差があります。仕事の勤務形態や生活状況に応じて、日常生活で困らない程度の睡眠を確保することが大切です。

(心理 Y S 記)

―待合室で読める本から―

「疲れない大百科」 工藤 孝文著  ワニブックス
すぐ疲れる人を180度変え、疲労回復と疲れ予防をかなえてくれる内容です。症状や気分に合わせられる疲れの解消法を眠り方、食べ方、生活習慣、働き方、ストレスケアの各項目に分けて解説しています。
「忙しいビジネスパーソンのための自律神経整え方BOOK」  原田 賢著  ディスカヴァー・トゥエンティワン
本書では自律神経失調症を改善させるという観点から、直すべき生活習慣を、姿勢の習慣、運動習慣、食事の習慣、睡眠の習慣、考え方の習慣の5つにわけ、それぞれで役立つストレッチや生活改善のメソッドを網羅的に紹介しています。
「Dr.クロワッサン 疲れがとれる! 眠るコツ。」  梶本 修身監修  マガジンハウス
著者は、疲れと眠りに悩まされる人たちを回復に導くべく診療に当たると同時に、テレビなどでも疲労回復の大切さを説いています。原因別に不眠のタイプを明確にし、食事、寝室環境、生活習慣、睡眠に関する知識を解説しています。
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