長崎の心療内科 もとやま心のクリニック [このような方へ」 寝つきが悪く目が覚める 自信ががない 不安に襲われ動悸や呼吸困難など 

もとやま心のクリニック
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このような方へ

症状と治療について

当院では、患者様のお話を親身になって伺い、カウンセリングを含めた治療を提案します。服薬が必要な場合は、その理由をご説明し、納得していただいた上で処方いたします。気持ちが少しでも晴れるようにお手伝いさせていただきます。症状と治療について説明しておりますので、参考になさってください。

うつ病

憂うつな気分やる気が起きない興味が出ない

眠れない、食欲がない、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといったことが続いている場合、うつ病の可能性があります。うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳がうまく働いてくれない状態で、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまいます。

治療について

お薬での治療に加え、自分の生き方や周りの環境を見直すことも大切です。認知行動療法をはじめとする心理療法も、うつ病に有用です。早めに治療を始めるほど、回復も早いといわれていますので、ゆっくり休養をとることも大切です。


不眠症

寝付けない何度も目が覚める早朝に覚醒

寝付けない、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚める、ぐっすりと寝た気がしない、日中眠い、眠りが長すぎる、寝る前に足がむずむずする、いびきがひどく呼吸が止まっているかもしれない、というような様々な症状があります。不眠の原因には、環境や生活習慣によるもの、精神的・身体的な病気から来るもの、薬によって引き起こされるものなどが考えられます。

治療について

眠れるようになることを第一に考えます。不安を取り除き、生活リズムを見直すことで改善していきます。同時に睡眠薬を処方することもありますが、依存性や副作用の少ないものを選択し、徐々に減薬をはかり、睡眠薬がなくても眠れる状態を目指します。


パニック障害

突発的な不安と息苦しさ動悸がする強い恐怖を感じる

突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、息苦しさ、吐き気、手足の震えといった発作を起こし、生活に支障が出ている状態です。このパニック発作は、死の恐怖を伴い、自分ではコントロールできないと感じます。そのため、また発作が起きたらどうしようかと不安になり、発作が起きやすい場所や状況を避けるようになります。

治療について

物事の考え方や受け止め方を変えることで不安の軽減をはかり、SSRIと呼ばれる薬の内服によって発作を予防し、必要があれば発作時の頓服薬を処方します。苦手な状況でも発作が出ないことを確かめていくことが徐々に自信につながり、段階的に行動範囲を拡げていきます。


社交不安障害

緊張して人と話せない人と話せない人前で話すのが苦痛

人前で話したり、電話をとったり、文字を書いたりするような、他人から評価を受けることや、人目を浴びる行動に対する不安のため、その状況に対し強い苦痛を感じて動悸や息苦しさ等の身体症状が現れ、次第にそうした場面を避けるようになり、日常生活に支障をきたす状態です。

治療について

単なる性格の問題ではなく、精神療法や薬物療法によって症状が改善することがある心の病です。アドバイスや、自分の考え方を見直していただく働きかけをします。それと並行して、薬を用い、安定をはかることもあります。


強迫性障害

同じ行動を繰り返す些細なことが気になる心配ごとが多い

自分ではばからしい、無意味だと思っているにも関わらず、ある考えが頭から離れず(強迫観念)、同じ行動を繰り返し(強迫行為)、日常生活や社会生活に支障が生じる状態です。外出前に施錠やガス栓の確認を繰り返したり、何度も手を洗うなどの行為があり、わかっていてもやめられない苦しさがあります。

治療について

治療は、SSRIを主とした薬物療法と認知行動療法があります。SSRIは脳内のセロトニンの分泌を調整する働きがあり、副作用も少なく服薬の継続がしやすくなっています。また、不安感や恐怖感を取り除くためのカウンセリングが役に立ちます。


適応障害

環境に環境に憂鬱な気分になる会社や学校に行きたくない

ある特定の状況や出来事が、つらく耐えがたく感じられ、精神症状、身体症状、また行動面に症状が現れる心の状態です。憂うつ気分、不安感、意欲や集中力の低下、イライラ感などに加え、身体症状として頭痛、めまい、動悸、倦怠感などが認められます。うつ病と似た症状も見られますが、ストレス因から離れると、症状は次第に改善する点が異なります。

治療について

学校や職場の環境調整や、日常生活の具体的なアドバイスをしますが、薬物治療で改善することもあります。一方で、その人の環境への適応力も関係しており、適応力を高める目的でカウンセリングや認知行動療法が必要になります。


発達障害

周囲とうまくいかないミスが多い人と付き合うのが苦手

近年、大人の発達障害(アスペルガー症候群やADHDなど)の方が社会や日常生活でうまく適応できずに悩んでいるということが多くあります。典型的には、相互的な対人関係の障害、コミュニケーションの障害、興味や行動の偏りの3つの特徴が現れます。ADHDでは、多動、衝動性、不注意などの症状みられます

治療について

「自閉スペクトラム症」については、詳細な発達歴、各種の心理検査によって診断されます。衝動性や二次的な不安、うつ症状については薬物治療が有効な場合があります。これらのことを元に、自身の置かれている状況を理解することで生活が楽になることがあります。


自律神経失調症

疲れが取れない体が不調である動悸・めまい・頭痛がある

通常、交感神経と副交感神経がうまくバランスをとれるように働いていますが、心や身体のストレスなどで、このバランスが崩れてしまうことがあります。内科などで詳しい検査をしても「異常なし」といわれることが多く、このバランスが崩れた場合に起こる症状の総称をいいます。発汗過多、頭痛・めまい・肩こり・耳鳴り・しびれ・倦怠感、手足の震えなどの症状が挙げられます。

治療について

生活習慣を見直し、散歩や体操、入浴、音楽鑑賞、趣味の時間を持つなどは効果的です。併せて医師や臨床心理士のカウンセリングにより、精神的健康の回復をはかります。ストレスの原因となっているものを取り除くことで症状の改善を目指します。


慢性疼痛

特定箇所の痛みが続く常に体が不調である気分が落ち込む

持続する痛み(頭痛・腰痛など)により、不眠や気分の落ち込みなどの症状が発生し、日常生活や社会生活に支障をきたす状態です。精神的要因が症状の発現、重症度、悪化、持続に関連していることがあり、うつ病や不安障害にも二次的に生じます。

治療について

痛みの要因を精査し、環境の調整や、ものの受け止め方・考え方を変える治療を行っていきます。痛みに有効な薬物を用いることや、認知行動療法で改善をはかることも有用です。


月経前症候群

月経前のイライラ気分が沈む体がだるい

月経に先立つ時期にお腹の痛みや膨満感、胸の張り、食欲亢進、眠気といった身体の変調が比較的重い場合、医学的には月経前症候群(PMS)と呼びます。成人女性の約8割に見られると推測されています。とりわけ情緒不安定や抑うつ気分、不安焦燥感などの精神症状が強い場合は、月経前不快気分障害(PMDD)と呼び、治療を必要とすることが多くなります。

治療について

現在は薬物療法、生活習慣の改善によって症状の緩和を目指すのが主流となっています。SSRIなどの抗うつ薬や抗不安薬、睡眠導入剤などの服用が考慮されますが、心と身体の深い関わりを理解し、社会的営みにも配慮しつつ治療に取り組むことが必要です。


認知症

物忘れが多い幻聴・幻覚がある人を信じやすい

物忘れがひどくなる、日時や場所が混乱する、夜眠れない、幻覚などの症状があります。周囲の人が気づくことが多い病気です。アルツハイマー型認知症は、脳内の異常なたんぱく質が蓄積し、脳が次第に委縮する病気です。最近注目されている、レビー小体型認知症は、記憶障害以外に、幻視、体のこわばり、動作緩慢が現れやすく、日によって症状の変動があります。

治療について

病歴の聴取と簡単な質問によるテストを行います。頭部MRIなどの画像診断を適切な医療機関で受けていただき、それらを総合的に判断して診断します。病気の進行を遅らせる薬や問題行動を抑える薬は有効です。進行の度合いによって介護サービスと連携していきます。


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